ワイヤー矯正はどんなケースでも治療可能ですが、マウスピース矯正は治療可能なケースが限られていました。
しかしマウスピースの進化やセットアップの工夫により、多くのケースに対応できるようになってきました。
セットアップ(クリンチェックといいます)はマウスピースメーカーの担当者が行うのですが、見た目を第一に歯を並べようとします。
矯正治療を分かっていない歯科医師はそのまま担当者の言いなりでマウスピースを作製してしまいます。
そこがマウスピース矯正の怖いところです。
当院では必ず私がセットアップをチェックして多くの修正をしています。
それは総合検査で顎の位置や歯の位置を診査診断し答えを出し、それに向かって進めるという明確な治療目標があるからです。
以下の画像は術前と13ヶ月後の状態です(画像クリックで拡大)。
ワイヤー矯正よりもかなり早く進んだ実感があります。
より多くのケースに対応できるよう、セットアップの技術も磨いて行きたいと思っています。