歯科治療を長年繰り返し、奥歯はインプラントになり、そのインプラントでさえも壊れてしまった患者さんです。
この患者さんのようにお手入れをしっかりしているにも関わらず、治療を繰り返すのは理由があります。
当院で総合検査を行なったところ、明らかに噛み合わせに問題がありました。
問題のある噛み合わせはそのままで、壊れた部分の修復のみを繰り返していたのです。
当然ながら噛み合わせを治したうえで、歯の治療を行いました。
以前は頻繁に治療を繰り返していましたが、当院での治療後はメンテナンス程度で10年が経過しています。
そこで長年コンプレッション(圧迫)を受け続けた顎関節の治療後4年4ヶ月後と8年10ヶ月後のCTスキャン画像を比較してみると、、、
(画像をクリックすると拡大されます)
上から見たところ:
前方に新しい骨が出来ているのが確認出来ます。
上面のびらん(虫喰い様の吸収像)が滑らかになり、骨の再生が確認出来ます。
前下方から見上げたところ:
新たな骨の形成に加え、表面が滑らかに改善しています。