上記画像は歯のひび割れを始め、関連する歯科疾患を表しています。
お口の周囲には毎日大きな力が掛かっています。
起きている間であれば噛みしめたりしない、など注意すれば良いのですが、より大きな力が掛かる就寝時はそれが出来ません。
それでも力を分散出来る噛み合わせの人は問題が起きにくいのですが、力が分散出来ない噛み合わせの場合、いくら頑張ってお口のお手入れをしても以下のトラブルが起きやすくなります。
※ 歯 → ひびが入る事でむし歯菌が入りやすくなる。割れて抜歯。過度のすり減りで更に力の分散が出来なくなる、食べにくい、食べられない。
※ 歯を支える顎の骨 → 歯周病が進む、治っても繰り返す。顎の骨が部分的に腫れる。
※ 顎の関節 → 音がする。痛む。開かない、閉じないなど動かない。
※ 筋肉 → 顎が疲れる。顎がずれる。首周りの疲労、緊張。
※ 金属 →応力腐食の促進。
※ 被せ物、詰め物などの修復物 →壊れる。取れる。
一度治したところが再発し繰り返す場合、上手に力を分散出来ていない可能性があります。
そして治療を繰り返すことで確実に歯の寿命は縮まリます。
上記の疾病を繰り返す場合、噛み合わせと関係があるのか、ないのかを診断し、治療やメンテナンスに生かす必要があります。