噛み合わせの診断器機は世界中にいくつかあるのですが、噛む力を測定したり、前歯の動きを計測したりするような、実際にはその診断に意味があるのか分からないような器機もあるのです。
また顎関節の動きが見られても、頭蓋骨と顎関節との角度分析が出来なかったり、顎関節の回転/滑走バランスやズレを計測出来ないものも存在します。
そんな中で、本当に診断に必要なデータ計測の出来るものがCADIAX(キャディアックス)です。
これは、ウィーン大学名誉教授である R. Slavicek教授のオーストリア咬合学の理論に基づいて開発された、顎機能咬合解析システムです。
この下顎運動測定装置で得られたデータをコンピュータ解析し、他の蒐集したデータと照らし合わせて分析診断します。
そして治療目標を設定し、最終補綴物を製作するまでの一連のシステムになっています。
客観的なデータを蒐集していますから、誰でも同じ条件で分析や診断が可能なのです。
CADIAX以外ではWIN-JAWという計測器機が役に立ちそうです。
これらは9月のIAAID-ASIAでのセミナーで実際に使って頂けます。
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