2月11日の祝日、osseointegration study club of japan (OJ) のミッドウィンターミーティングに青木代表と参加してきました。
OJはスタディーグループの垣根を超えた、真摯なインプラントロジストの学会です。
今回楽しみにしていたのは、我々の総合歯科セミナーの卒業生でもある I先生の発表でした。
他の発表者が「顎位を模索して決める」のに対し、 I先生は診断、計画通りに顎位を決定し、治療を遂行していました。素晴らしい治療結果でした。
診断を理解していないにも関わらず、自己満足かつ不躾な質問があり辟易しましたが、外科、審美しか考えていないインプラントロジストには大いなる一石を投じられたのではないでしょうか。
イタリア咬合学会主催で10月22−25日まで開催される ''FOCUS ON GNATHOLOGY'(咬合への焦点)という学会に参加して参ります。
20〜27日までお休みを頂きますが、治療内容、技術向上のためとご理解の程、宜しくお願い致します。
iaaid Summer School 2009 in JapanならびにSymposiumに参加して 中山尚仁
9月18日から23日の6日間、東京国際交流館(東京都)において、iaaid (The International Academy of Advanced Interdisciplinary Dentistry :国際先進学際歯科学会)によるSummer School 2009 in Japanならびに同シンポジウムが開催された。
本サマースクールは、咬合に対する考え方の標準化を図る目的で、2006年に順次誘導咬合の提唱者であるR.Slavicek氏(ドナウ大教授)が統括するドナウ大学歯学部包括歯科医療部門(オーストリア)の活動として始まったもので、その後毎年8月の恒例行事として定着したものである。
コーススーパーバイザーの同学会アジア部会会長:佐藤貞雄神歯大教授の元、50題を越える講演や研究発表が行われ、 演者、参加者はオーストリア、ドイツ、イタリア、フランス、チリなど10カ国100名以上となり、非常に国際色豊かな学会となった。
「不正咬合と脳機能の関係」「ストレスと咬合医学」「非作業側のコンタクトは保護のためか?ズレを起こすか?」「小児期の早期治療は効果的か否か」「頭蓋下顎系の診断」「咬合のデザイン」「ブラキシズムと咬合」などセッションも基礎から臨床まで多岐に渡り、どの発表も咬合に対する真摯な取り組みを感じさせるものであった。
中でも、「SKULL PROJECT」はオーストリア国立博物館が所蔵する第二次世界大戦時の兵隊の膨大な数の頭蓋下顎骨を3D-CTによる分析を行ったもので、未だかつて無い研究である。
これにより、咬合を含めた頭蓋下顎系の最新の知見が得られる事は論を待たないであろう。是非論文としての発表が待たれるところである。
最終日には「睡眠医学と睡眠ブラキシズム」と題したiaaidシンポジウムが開催され、
ストレスマネージメント、アロスタシス、咬合、ブラキシズムなどをキーワードに議論が繰り広げられた。
またiaaid-asiaメンバーの発表および咬合医学研究所の「ブラキシズム活動はコントロール出来るか?」と題した研究活動報告も行われ、盛会にて幕を閉じた。
一般には敷居が高いようにも感じる咬合について、これだけごく普通に議論が出来る場があったであろうか。
現在では次第に参加者も増え、出身国も広がり、若い世代も増えており、演者も参加者も関係なく活発な意見が飛び交い、激論あり笑いありの独特の雰囲気が確立されており、正しく「咬合をベースにした夏の課外授業」といったものであった。
いよいよ開催が迫って来ました。
これだけの内容が日本に居ながらにして聞けるとは、実に素晴しい事です。
最終日はIAAID シンポジウムも開催されます。
1日参加も受け付けておりますので、お早めにお申込み下さい。
8月29、30日はベーシックコース第3回目を行いました。
1日目は青木代表の基礎講義「CMSと顎機能検査、解釈の基本」、CADIAX相互実習、データ解説。
2日目はシークエンシャル咬合について青木代表と長谷川DTの講義、デモ、私のブラキシズムとブラックスチェッカーについての講義でした。
総合診断の中の一つのツールとして、ブラキシズムの診断は非常に重要です。是非直ぐにでも取り入れて下さい!
コース半ばで、知識や実力も徐々に付いて来た事と思います。
そこで症例としてまとめて下さい。より問題点がはっきりして来ます。
5月17日は日本歯科先端技術研究所で資格対策委員会が行われ、お手伝いをしてきました。
日本歯科先端技術研究所とは研究、実験施設を持つ日本を代表するインプラント研究会です。
今回の委員会では、ベーシックなケースを正しい用語、言葉で伝えるためのプレゼンテーション作りについて、発表とディスカッションが行われました。
簗瀬会長を始めとする対策委員の面々、参加者共に相当な熱気で、一日が短く感じられる程でした。
3月15日は所属する日本歯科先端技術研究所の学術講演会でした。
「安全なインプラント治療の構築」と題し、数名のレクチャラーが基礎から臨床までの話をされました。
インプラント治療は日々変化しており、半年前の話題が過去のものになってしまう事が良くあります。
そんなインプラント治療に「絶対」や「完全」という事はありえませんが、
少しでもそこに近づけるため、如何に基本を大切にしなければいけないかを再認識できた講演会でした。
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いよいよiAAID-ASIAの学会が近づいてきました。
今回はクルマー先生を始め、かみ合わせを考えながら治療を行っている歯科医師が世界中から集まり、自身の診療を発表して頂けます。
これだけの内容が日本に居ながらにして聞けるとは、非常に画期的な事です。
是非歯科医療の神髄に触れてみて下さい。
2月21、22日は口腔インプラント学会 九州支部学術大会に参加のため、沖縄浦添へ行ってきました。
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2月14日はスイスのストローマン社主催のコングレスに出席してきました。
国内外からの著名なインプラントロジストを招聘し規模、参加者数ともに大きなものでした。
相も変わらずな内容の中、今回の大きなトピックは、佐藤貞雄教授が招聘され「インプラント治療における咬合」と題し、ブラキシズムを考慮した咬合について講演された事でしょう。
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1月11日は米国歯科大学院同窓会(JSAPD)公開セミナーに参加してきました。
「各歯科分野からみた顎位」と題し、矯正、補綴、口腔顔面痛、各専門家からのプレゼンテーションがありました。
イエテボリ大学矯正科ではフェイスボウを全く使わない、という驚きの事実や、
顎関節障害と咬合の関係について文献での検証についてなど。
また総義歯では有歯顎の時よりも筋肉位の重要性が説かれ、
池田先生のCTによる顎関節の位置、形態の長期経過観察には幾つかのヒントを頂きました。
何を基準にしているのかがあやふやな歯科治療が蔓延している中で、
アプローチの仕方こそ違えど、顎位を真剣に考える姿勢は大変参考になりました。
12月14日は寺西邦彦先生率いるスタディーグループ赤坂会に、青木代表と共に出席してきました。
寺西先生の「インプラント治療における骨造成の有用性とその実際」、鈴木真名先生の「Soft tissue management 根面被覆 インプラントリカバリー」と題した講演で勉強させて頂き、我々はiAAID-ASIAの3月の学会の案内もさせて頂きました。
エネルギーに満ちあふれたグループで、大いに刺激を受けました。
3月のiAAID-ASIAでは寺西先生にご講演頂きます。
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11月29−30日は山口県周南市で行われたNOBAXの会、発足記念講演会に伺いました。
Geepee'sからの参加者は青木代表、私、西山先生です。
頭蓋下顎系を考慮した治療コンセプトに、データベース統一のための精細なルールを加え、更に心のアプローチを加えたものでした。
熱心な姿勢と精密な治療を見せて頂き、遠くまで訪れた甲斐がありました。
11月29日は日本歯科東洋医学会の評議員会および学術大会でした。
学会編集の医学書が出た事もあり、近年は若い先生方も増えてはいるようです。
歯科の場合、ムシ歯や歯周病などは、何らかの施術をしなければ治す事が出来ませんが、東洋医学的なアプローチは、粘膜病変や身体全体の治癒力の底上げなどには効果があります。
ひいてはそれが様々な予防にも繋がると言う事です。
また治療だけではなく、東洋医学的なものの見かたは、普段の生活にも色々なヒントを与えてくれるものなのです。
11月9日はMEAW研究会東京大会でした。
MEAW(マルチループエッジワイズアーチワイヤー)というのは矯正治療のテクニックの一つで、幾多の矯正法と違い、かみ合わせをきちんと構築出来る事で知られています。
MEAWテクニックだけでなく、主に他のテクニックを使用されている先生の発表や、セルフライゲーションの応用法など、当院でも今後応用可能な話を聞くことが出来、有意義な一日となりました。
9月13−15日は日本口腔インプラント学会に参加してきました。
毎年飛躍的に会員数が増えており、興味と期待の大きさを感じさせます。
その反面、インプラントに対する知識は豊富であるのにベーシックな治療力が不足していたり、ただ位置や歯肉形態を気にして入れるだけで、何の為に入れるのかというコンセプトのない治療が横行しています。
「ガイドラインを備えたインプラント治療」という言葉をミクロは勿論、マクロな視点から再度考慮すべき時が来ています。
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7/25、26は顎関節学会で大阪に行ってきました。
現在の顎関節症に対する様々な意見を聴く事が出来、有意義な学会となりました。
明らかに機能障害があるにも関わらず、生活習慣指導や筋ストレッチなどの指導だけするような考えもあり、驚きも大きなものでした。
また、正常な咬合(かみ合わせ)さえきちんと定義されておらず、更に驚きは大きくなったのでした、、、。