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著:エヴァ ピースリンガー 訳:佐藤貞雄/青木聡 他: 臨床家のための歯科補綴学―顎機能と機能障害の診断を考慮した歯科治療
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9月28日はベーシックコースの6回目を行いました。
いよいよマルチループ矯正についてです。 ワイヤーベンディングの考え方から実習まで、1日では足りないほどの講義内容でした。 私は初めての矯正症例から3症例を提示し、反省点も含めてご覧頂きました。
矯正治療が出来るようになる事で、何よりも診断法が変わり、疾病の原因を特定出来やすくなります。 もちろん治療のバリエーションも拡がりますので、もし補綴的(削ってかぶせること)アプローチが必要でも、介入を最小限にし歯を守る事が可能になります。
中央区築地 ナカヤマデンタルオフィス 成人総合歯科
9月23日はiAAID-ASIA 第一回認定セミナーを行いました。
我々は、勘や経験だけではない客観的な顎の機能検査や骨格の分析、噛み合わせの詳細な診査をしてから確定診断をします。 診断が明確であってこそ治療方針もぶれずにゴールに向かう事ができると考えています。
セミナーでは、必要な検査の一つである顎機能検査の標準化についての講義、何人かの先生に被験者になって頂き、CADIAX DIAGNOSTIC、CADIAX III、CADIAX COMPACT、WIN-JAWを使っての実習を行いました。 その後データ解析、解説を佐藤教授が行いました。
一見ハードルの高い検査に思われがちですが、こうした検査機器はあくまで器械であり、如何に使いこなし解析して行くかがポイントです。 是非実践して頂ければ幸いです。
8月31日はベーシックコースの5回目を行いました。
現在までの疑問点と総括を青木代表と私が、そして長谷川DTのWAX-UPについて、霜田先生のシークエンシャルオクルージョンを応用した補綴ケース3例と盛りだくさんでした。
いよいよ次回からは矯正治療についてです。 複雑なマルチループを駆使してはいますが、治療アイデアは非常にシンプルで、早く確実に治すノウハウが満載です。
9月13−15日は日本口腔インプラント学会に参加してきました。
毎年飛躍的に会員数が増えており、興味と期待の大きさを感じさせます。 その反面、インプラントに対する知識は豊富であるのにベーシックな治療力が不足していたり、ただ位置や歯肉形態を気にして入れるだけで、何の為に入れるのかというコンセプトのない治療が横行しています。
「ガイドラインを備えたインプラント治療」という言葉をミクロは勿論、マクロな視点から再度考慮すべき時が来ています。